とっても遅ればせながら、、、
Save Tohoku Charity Concert"prayer"Vol.9
8/19トリオ・ダンシュ・フロイデ、終了致しました。

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出演者
オーボエ:南方総子
クラリネット:鎌田広
ファゴット:井上俊次

プログラム
モーツアルト:ディベルティメント第1番より第1楽章

モーツアルト:歌劇「ドン=ジョヴァンニ」より ”お手をどうぞ”

モーツアルト:歌劇「フィガロの結婚」より ”恋とはどんなものかしら”

イベール:トリオのための小品より

-----休憩-----

ミヨー:コレットの主題による組曲より

ドビュッシー:ゴリウオーグのケークウオーク

アルベニス:タンゴ作品165-2

アンダーソン:ワルツィング・キャット

ドヴォルザーク:スラブ舞曲 第10番ホ短調 作品72-2

ドヴォルザーク:我が母の教えたまいし歌

槙原敬之:世界に一つだけの花

    

この時期の東京は、連日猛暑、酷暑、厳暑(そんな言葉あったかな?)。
とにかく、お客様が熱中症で倒れられないかが心配でした。
この会場、エアコンが良い塩梅に平均的に効かないという特徴があり、
毎回お客様には、ご迷惑おかけしています。
が、そんな事もなんのその、皆さま、トリオ・ダンシュ・フロイデの演奏に
集中して聴いて下さいました。

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ダンシュとは、

「断酒」

と解釈された方もいらっしゃると思いますが、三人共ほとんど下戸です(笑)。

「d'Anches」(仏)は「葦」という意味で、英語ではリードと言います。
フルート以外の木管楽器はみな、このリードというものを楽器に取り付けて吹きます。
「freude」(独)は、「喜び」
この、日、独、仏の融合したユニットが
「トリオ・ダンシュ・フロイデ」


真面目を絵に描いたような鎌田氏。
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読響での演奏は時々聴かせて頂いておりましたが、室内楽は初めてでした。
とても優しい美しい音色で、お人柄がそのままのようでした。


リードの調整に余念がない南方氏。
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このリード作りは、楽器を吹く時間より長いらしいです。
あの美しい音色の秘密はここにあるんですね。


伏目がち、シャイな井上氏(実はカンペをチラ見している)。
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カタブツのようで実はユニークな井上氏の演奏は
本当にステキで、目をつぶって聴いているとウットリします。


実は今回初めて聴くこの編成、とっても楽しみにしていました。
演奏者の腕前は言うまでもないのですが、
音色の違う3本の楽器で、こんな深い厚みや、コード感が出るとは、知りませんでした。
原曲とは少し違った和音になっていたりするのですが、それが、非常に小気味良く、とっても面白く、驚きでもありました。
奏者のテクと粋なアレンジ
両者あってのサウンドだと思いました。


お客様の感想より
スッキリしたアレンジが良かった。
解説が面白く、ツボにハマりました。
音楽が身近に感じられた。
楽器の説明がとても良く、これからの楽しみが増えた。
しばし暑さを忘れた。
その他、たくさんのご感想を頂戴いたしました。
お暑い中、本当にありがとうございました。


そして、お疲れ様でした!
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右端は、次回「超チェロ組」のリーダー、植草氏です。
今回裏方をしてくれ、次回演奏!乞うご期待!



    


<支援先について>

石巻出身の井上氏の希望により、今回の収益は、
「宮城県石巻市立荻浜小学校」に寄付致しました。
http://www.mediaship.ne.jp/~elsogin/index.html

海に近い小さな小学校で、井上氏が演奏に行った事のある学校だそうです。

そして去る9/18、荻浜小学校の八島校長先生より、お礼のお便りを頂きました。

小さな力ですが、教育の現場への支援も継続して行けたらと思っております。


     

夏休みの宿題をやっと終えた感のまきしやんです
大変遅いアップで申し訳ありませんでした。m(_ _)m