我々音楽を志す者にとって、楽器店というのは特別な存在です。
楽器を修理したり、楽譜やCDや音楽資料を探したり、レッスンに通ったり、、、プロ・アマ問わず、とても大切な所なのです。
芸大時代の同級生の実家は、石巻市で楽器店を営んでいます。
店舗一階部分が被災、ピアノ約40台を含むたくさんの楽器が津波に流されたそうです。
お店を閉める事も考えたそうですが、流されたピアノを回収し、現在こつこつとピアノを修理なさり、本店をリニューアルし、新しい楽器・楽譜の他、津波を免れた楽器、被ったけれど使える楽器、ボランティアの方が丹念に拭いて下さった楽譜(ピアノ・ピース数百冊)などなど、多くの商品を店頭に、業務を再開しておられます。
しかし、石巻はまたもや台風に見舞われ、北上川近くの楽器店「サルコヤ」http://www.sarukoya.com/index.htmlはまたもや避難区域になり、隣家近くまで浸水したそうです。幸い、店内に浸水することはなかったようで、ほっとしています。
台風の影響で電車不通の石巻駅
駅舎はキレイにリニューアルされていましたが、駅周辺の建物は修復されている所と津波を被ったままの状態と、半々位の様子。近くにある石ノ森萬画館http://www.man-bow.com/manga/も、いつ再開できるかわからない様子。ボランティア活動をしている友人の話を聞いても、もとの石巻市に戻るのにどれくらいの時間がかかるのか想像つきません。
街中でがんばる、復元された009と止まった時計
九月以前の記事ですが、読売新聞社会面他、何誌かに「被災ピアノ再生の夕べ」という見出しで、津波を被ったピアノを再生、歌手のクミコさん(3/11、石巻でコンサートのリハーサル中に被災)が、そのピアノを使って、9月11日、市内の小学校体育館で無料コンサートをするという記事が掲載されました。
クミコさんのブログやヤフー・ニュースでも、泥の中でピアノを修理している社長、井上氏の様子が書かれています。
クミコ・ブログhttp://ameblo.jp/kumiko926/entry-10923928672.html
ヤフー・ニュースhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110804-00000005-dal-ent
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